Category:活動
それぞれの道具「道具と出合う、本の中へ」 10 ”小壺狩”
2016.06.20
小壷 「見るともなく、喜平の眼はその小壺の上に落ちました。胴の締り工合(ぐあひ)といひ、 ふつくりとした肉つきといひ、平素(ふだん)あまりこんなものを見馴れない喜平の素人眼にも、 何だか謂(い)はくがありさうに見えました…
フロム・ファースト・センテンス issue 3
2016.06.13
ファースト・センテンス / 「かれは年をとっていた。 メキシコ湾流に小舟を浮かべ、ひとりで魚をとって日をおくっていたが、一匹も釣れない日が八十四日もつづいた。」 これはかの有名な小説だろう。 内容はうろ覚えだが、この冒頭…
ヘテロトピア通信 第10回
2016.06.08
<『東京ヘテロトピア』を続けながら>text by 林立騎 『東京ヘテロトピア』プロジェクトが4月から本格的に再始動しています。これは「東京の中のアジア」をテーマにしたiPhoneの観光アプリ…
フロム・ファースト・センテンス issue2
2016.05.01
ファースト・センテンス / 「帆布一つ動かない、帆走遊覧船ネリー号は、ゆっくりと流れのままに揺れながら、錨をおろしていた。 潮は上げ潮になり、風はほとんど凪ぎだった。河を下るというのであれば、じっとこのまま潮の変りを待っ…
ヘテロトピア通信 第7回
2016.02.15
<第2回鉄犬ヘテロトピア文学賞「受賞の言葉」> 大変、大変お待たせしました。第2回鉄犬ヘテロトピア文学賞の受賞者、横山悠太さん、井鯉こまさん、松田美緒さんより、受賞の言葉が届きました。 受賞者のみなさんが、この風変わりな…