Top > Event > 夜の森(出張版)「C.I.P. Booksへようこそ」

夜の森(出張版)「C.I.P. Booksへようこそ」

night-forest

【ご報告】
お天気にも恵まれ、また満員御礼となった「夜の森(出張版)」無事に終了しました。

本を読むことと自分の現実が繋がる驚きと喜びを知った10代の読書歴、今までの男性中心の文学ではない、女性的なるものを考えはじめるきっかけとなった大学での授業、27才でジンを作り出したこと、ベッドの上で本というコミュニティを再構築した妊娠中の長期入院のことーーなどに西山さんご自身と本のこと、翻訳のことを人生のイベントを見つめ直しながらゆっくりと丁寧に話してくださいました。

印象的だったのはジンを作り出したきっかけのなかで、「自分は何かに影響を受けてやっと何かを発信できる。だから自分が好きなもの、ことをジンに書いたらそのことが伝わって世界が変わるかもしれない。」というfanzineの魅力に触れていていたこと。そのことに強く共感しました。
自分が好きだと思った本やジンをお店に並べてそれが伝わって、また新しい出会いが生まれて少しずつ世界が広がっていくーその場所として本屋をやっている(つもりな)ので自分の本屋はジンのようなものなのかもと。
だから西山さんと出会ったときジンを作っているといわれて、ぼくはジンのことなんて何も知らないのに強くひかれて(西山さんの人柄もありますが)、それから関わらせてもらっているのかなと思うととても嬉しくなりました。

また本を読むことは何かを受け取ることであり、それを渡すことなんだと改めて感じました。渡すといっても大げさなことではなく、読んだ本について誰かに語ったり読んだ本を古本屋に売って誰かに繋いでいくこととか、(もちろんジンなどに書いて渡したりも!)そんな普通の繰り返しのなかにあるのだと思います。
この日に西山さんから受け取った本への思い、関わり方をぼくはぼくのやり方で昇華して渡していけたらなと思いました。具体的な方法とかではなく、強いていうのなら店を続けていくその事実で伝えられたら最高です。

本質ではない、そのスタイルを突き詰めるということを教えてくれたBikini Kill「Revolution Grrrl Style Now 」の存在、アンソロジー・ジンの骨組みをつくったような『The chapess zine』などまだまだ知らない音楽、本、ジンの名前がいっぱいでわくわくしながらぼくはそんなことを考えていました。

来てくださったみなさんの表情もそれぞれが心いっぱいに何かを受け取った満足感で満ちていたように思います。

時間がきてしまい、現在翻訳中のケイト・ザンブレノ『ヒロインズ』(男性のかげに隠れ、いまとなっては声を奪われた実在の女性たちの姿と著者自身を重ねて描くメモワール作品)のお話は少し短くなってしまったので、また夏に2回目の「夜の森(出張版)」やれたらと話しています。

これからますますC.I.P booksの活動に目がはなせません。
次回もぜひご参加ください。

IMG_8436

IMG_8439

IMG_8437

IMG_8440

IMG_8441

IMG_8442

IMG_8438

C.I.P.Books presents 夜の森(出張版)「C.I.P. Booksへようこそ」
2016年4月22日(金)19:00~21:00

静岡県三島市にあるオルタナティブスペースCRY IN PUBLICで定期的に開催されている
文学の集い「夜の森」出張版をSUNNY BOY BOOKSで開催いたします。

これまで翻訳家・西山敦子が大きな影響を受け、C.I.P. Booksを始めるきっかけにもなっている書き手や作品、出版社やプロジェクトの紹介を中心に、zineなどを含めた(主に女性による)書き物の流れについてお話していただく予定です。

なかなか知る機会のない小さいけれど刺激的なたくさんの出版レーベルや文学プロジェクト、Zineやオンライン上でパーソナルをパブリックにする女性たちの文章に興味のある方、そして今後C.I.P. Booksに関わってみたい、という方のご参加もお待ちしています!

参加費:無料(カンパ制)
予約:info@sunnyboybooks.jp
定員:8名ただいまキャンセル待ちになります。
ご希望の方はメールをお願いいたします。
会場:SUNNY BOY BOOKS
〒152-0004 東京都目黒区鷹番2-14-15
(東急東横線・学芸大学駅東口徒歩約5分)
平日 13:00-22:00 / 土日祝 12:00-21:00
定休日:金曜日(イベント時はオープン)

【プロフィール】
C.I.P. Books(しー・あい・ぴー・ぶっくす)
静岡県三島市にあるオルタナティブスペースCRY IN PUBLICを拠点とした書籍とzineの翻訳・出版プロジェクト。主催は翻訳家・西山敦子(DIRTY)。パーソナル・ジンにも通じるような主に女性の書き手による一人称のストーリー、創作的なノンフィクションであり日記でも小説でも詩でもあるような作品たちを翻訳して紹介していきます。2017年初頭にケイト・ザンブレノ著『ヒロインズ(仮)』を刊行予定。

*CRY IN PUBLICではSUNNY BOY BOOKSが選んだ古本の販売をしていただいています。
お近いにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

*西山敦子(DIRTY)さんによるコラムページと以前のイベント模様など。

yorunomorisunny

↑ページトップへ