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「本屋の二人 vol.2」終了

2014.02.26

sunny

SUNNY BOY BOOKS 店主の日々雑記。

こんにちは。

2014年2月の土日でFORT by PORTで開催された
古本ユニット「本屋の二人 vol.2」の活動が無事終了しました。

(本屋の二人は・・既存の古本市や古本マーケットに参加するのではなく、
自分たちで本のない場所を探して、その場に合ったテーマで選書し
期間限定で本屋にしちゃうというのがこのユニットの目的です。)

稀にみる会期中の二度の大雪に負けることなく、
前回に引き続きたくさんの方に来ていただきました。

今回の選書テーマは「広場」
会場である「FORT by PORT」を運営するPORTのお二人と打ち合わせをしているときに、

“FORT by PORTはたくさんの人やもの、アイデアが集まり、新しいものが生まれていく場所にしたい”

との思いをお聞き、相方の熊田さんと話し合って「広場」に決めました。

いざ、「広場」で本を選ぼうというときになってその難しさに気づきました。
辞書を引いたり、ネットで調べたりして
「広場」という言葉を解体しながら、その要素を本で埋めていきました。

広場の中にみる「市場(いちば)」という意味で、木村伊兵衛が撮った50年代の市場の写真を収めた作品集。
海外の写真家の作品の中に、当然のようにある「広場」としてブレッソンやブラッサイの写真集。
歩くように体験する、楽しみに方の「広場」として赤瀬川原平や片岡義男のエッセイ本。
宗教的な集会の場としての役割を担った「広場」の側面として、串田孫一『ギリシャ神話』や植島啓司・伊藤俊治『BARI』など。
演劇・映画という舞台としての「広場」という意味で、ピーター・ブルックや蓮實重彦らの評論集。
物理的に本が集まることで生まれる「広場」感をとして絵本の森などなど・・・・

ポップに書いたこれらのことをみなさんじっくり見てくださっていました。
またまた頑張った甲斐のある素晴らしい会となりました。

来てくださったみなさん、PORTのお二人、本当にありがとうございました。
次回もあります!
また近々お知らせできると思います。

楽しみにしていてくれると嬉しいです。
元気にまたお会いしましょ。

それでは。

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