小島信夫の本たち
晩年の短編を収めた『ラヴ・レター』が夏葉社さんから刊行され、
学芸大学店舗でも10冊近く売れる人気を見せた作家・小島信夫の過去の作品がまとめて入ってきました。
ジャンルにとらわれない、小説の自由を教えてくれた小島さんの本たちです。
**
『別れる理由』(1〜3) / 講談社 / 11.000円(set)
/ 帯付 並上 付録揃い
昭和43年から12年6ヶ月という異例の長さで『群像』に連載された作品。
掲載当初は『町』と称する短編連作として書かれていたものが、
書き方や、物語の輪郭を大きく変えながら成長をとげたことで知られています。
**
『私の作家遍歴』(1〜3) / 潮出版社 / 16.000円(set)
/ 帯付(2巻は帯欠) 年代によるヤケ(1巻本体シミ有)
著者直筆謹呈 正誤表付
『私の作家評伝』(新潮選書)の続編にあたり、
『寓話』に並ぶ代表作と言われる『私の作家遍歴』。
ラフカディオ・ヘルン(小泉八雲)から始まり、話は世界文学の大海原へと旅立っていきます。
**
『菅野満子の手紙』 / 集英社 / 12.000円
/ 帯付(文字若干スレ) 並上
随筆が始まり、やがて物語に変容する ー
手紙を通して、実在の人物がその存在から逸脱していきます。
小島文学の醍醐味。
**
『小島信夫全集』(全巻揃い) / 講談社
/ 3.3000円 / 全て初版
/ 帯付(2,5巻欠) 月報付(1巻欠)並
2巻函若干ツブレ