つゆ色のスカーフ 第1回
2015.04.26

清水美紅(しみず・みく)1984年生まれ。群馬県出身、東京都在住。自分の心の挿絵のような感覚で絵を描く。2017年9月に当店で二回目となる展示フェア「新しいかけらと秋の仕草」に向けた創作日記を連載中。 http://shimizumiku.com/

集中していると落ち着くし、いいなと思える絵が描けたら嬉しい。
この絵はまだ描きかけで、6月にサニーさんのところ(SUNNY BOY BOOKS)に飾る予定です。
炭酸水飲みながら、紙の前で寝ることもしばしば、
つゆの雨、つゆの花、
そして春と夏の途中の季節やもうひとまわり大きくなりたい途中の
このお花はアガパンサスというお花です。
ずっと前、友達と鎌倉に行った時にそこらじゅうに生えていて、
鎌倉に行った時と今は繋がっています。
途中は今、なんだなと思います。
私はもっと、大きくなりたいと思っている、
大きくなる、の意味もよくわからないから、
そうだ、集中していると落ち着くし、
絵を描く時は無、なんて噂はうそ、いろいろたくさん考えている。
絵があって、本当に良かった。
そんなふうに、私はまず自分自身のために描いています。
ちょっとの希望はこんな人もいるんだ、
それは案外大事なことなんじゃないか、と思っているから。
私も、色んな人がいる、そのことをわかりたいのです。
絵はゆくゆくは布になる予定です。
展示、見てもらえたら、嬉しいです。
(2015/4/24)