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荏田高校でのワークショップに寄せて

2017.02.22

ponto

ponto…2014年3月、小説家・温又柔と音楽家・小島ケイタニーラブが、朗読×演奏によるパフォーマンスをはじめ言葉と音を交し合いながら共同制作するために結成したユニット。同年9月、構成・音響・演奏をとおして2人の活動を支える伊藤豊も雑談家として加入。 SBBで行われている温又柔と小島ケイタニーラブの創作イベント「mapo de ponto」でできた作品をこちらのページで公開中。

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荏田高校でのワークショップに寄せて

 二年前の冬、pontoは神奈川県立荏田高校の嘉登隆先生からのお誘いで、高校一年生を相手に特別授業
をさせていただきました。その内容は、名前の各文字を頭文字にして文章を作る、いわゆる「あいうえ
お作文」を考えてもらい、完成したものに私たちでメロディーをつけて歌うというものでした。作文の
方法については自由としました。
 
 最初は嘉登先生の名前を使ってみんなで作文します。そして次は自分の名前に自分で作文をしてもら
いました。自分の性格や容姿について書いた人、オリジナルの物語を作った人、脈絡のない言葉を並べ
て組み立てた人、なかなかうまくできずに友達に相談しながら作った人、逆にあっという間に作り終え
て頼まれてもいないのに隣の席の友達の分まで考え始めた人、それぞれが思い思いの作文を完成してく
れました。そのどれもが瑞々しい感性に溢れていて、私たち3人の胸を打ちました。

 二年たち、今年の三月に彼らも卒業を迎えることになりました。それに先立ち、私たちからの「 祝
辞」として改めて朗読と歌のパフォーマンスをさせていただきました。久しぶりに再会した彼らの顔は
どこか凛々しく、二年間でめざましい成長をしているように感じました。

荏田高校のみんな、卒業おめでとう!
またみなさんにどこかで再会できることを、私たちは楽しみにしています。

2017年3月吉日
伊藤豊 pontoを代表して

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2017.1.19
ponto パフォーマンス@神奈川県立荏田高校 音楽室

0:00~ 詩:わたしの名前 曲:君の名前
5:51~ 詩:わたしたちの声 曲:声が生まれた日 
15:35~ 詩:終わりのはじまり 曲:長い道草の途上

撮影 | 朝岡英輔

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