ジロリのごあいさつ 1
2014.11.07
ジロリ。保立葉菜、竹上妙、山口あきによる版画ユニット。木版画、銅版画でそれぞれの個性を活かした作品を作る。2015年1月にSBBで行われる「本屋でジロリ ごあいさつ」展までの記録をバトン形式で連載中。
(左から竹上・保立・山口)
<ジロリのごあいさつ 1>Text by 山口あき
初めまして! 2015年1月に展示をさせていただく「ジロリ」のメンバー、山口と申します。
ジロリとは、同じ学校で版画を学んだ3人組(保立葉菜、竹上妙、山口あき)のユニットです!
保立と竹上は木版画、山口は銅板画をそれぞれ制作しています。
「版画をつくる時、イメージをふくらませる時、
その作品の素になっている体験や記憶をジロリとにらみつける瞬間がある。」
そんな共通の制作理念?をモットーに、2008年から不定期で展示を行っています!
2014年10月。
3年ぶりの月蝕があった日、第一回目の会議を行いました。
「1月、お正月、めでたい、紅白、ひつじ年、もこもこ(羊毛)、福、笑い、初日の出、誰がどこで何をした…」などなど思いつくままキーワードをあげ連ね、ファミレスのドリンクバーを何杯もおかわりして、ようやく決定した展示のタイトルは…
” 本屋でジロリ ごあいさつ “
…となりました!!
詳細はまだまだ煮詰めている最中ですが、今回初めてSUNNY BOY BOOKSさんで展示をさせていただくので「本」をテーマにした作品をそれぞれ一点ずつ展示します。
その他、様々な雑貨やグッズも用意して、年の始めからワクワクするような楽しい展示にしたいと思っています!
最後に、自分の作品について少し紹介させていただきたいと思います!
私は、銅の板にニードルという先の尖った道具で線を描く「ドライポイント」という技法で制作をしています。
カラーの部分は銅版に直接インクをつけたり、千切った色紙等を乗せて一緒にプレスして彩色をしています。
ドライポイント独特の温かみのあるにじんだ線と千切った紙の形やインクの乗りかたで、刷る度に風合いが変わります。
言葉ではうまく伝わらないかも知れないので…
ぜひ、ジロリ展へ足をお運び頂けたらと思います!!
どうぞよろしくお願いいたします。
【プロフィール】
山口あき(やまぐち・あき)
東京都生まれ
2007年より版画制作を始める
個展
「すーはー、すーはぁ。」
「…てんてこまい」
「山口あき銅板画展」
グループ展
「全国大学版画展」
「21世紀美術連立展」
「ジロリ展」
「若手作家版画三人展」他
最近の活動
雑誌イラストレーション「the choice 第187回 皆川 明さんの審査」 入選
*作品「午後」