Top > Column一覧 > イトウ ユタカ

Writer:イトウ ユタカ

イトウ ユタカ

イトウ ユタカ:音楽製作業と並行して近年、著述業を開始。2015-16年、雑誌SWITCHにて 音楽家・小島ケイタニーラブ、写真家・朝岡英輔とともに記事を連載。小島と作家・温又柔 のユニットpontoに雑談/音響として参加中。雑談が好きなので、雑談家という肩書きをつ くってみました。雑談しましょう。

18676443_1273830572729996_154103197_o「もやもやの午」其の六『名古屋の女(ひと)』4

2017.10.13

 A子の家はカフェから10分ほど歩いたところにあった。歩くにつれ雑居ビルやお店は減っていき、街並みは一軒家やマンションの立ち並ぶ住宅街に変わっていった。住宅街の景色は東京の郊外となんら変わらない。オーガニックワインの酔い…

続きを読む

18676443_1273830572729996_154103197_o「もやもやの午」 其の五『名古屋の女(ひと)』3

2017.07.10

 高層ビルが立ち並ぶ目抜き通りを越えて若干いかがわしいピンク色のネオンがつき始めたばかりの街 並みを抜けると、雑居ビルやマンションの立ち並ぶ一角の中で、比較的新しい建物の一階部分に木目調 の面構えをした店が見えた。店の前…

続きを読む

18676443_1273830572729996_154103197_o「もやもやの午」 其の四 『Documentary Poem “或る男のモノローグ”』

2017.05.24

 (肌寒さの残る春のはじめ。小雨。東京にある小規模な繁華街の外れ。細い通りに面した薄暗い立ち飲みバー。BGMは九十年代のアブストラクトヒップホップでボリュームは控えめ。ウイスキーが立ち並ぶ客席カウンターに六十代の男が一人…

続きを読む

18676443_1273830572729996_154103197_o「もやもやの午」 其の三『名古屋の女(ひと)』2

2017.04.02

 初めて降り立った名古屋駅は想像以上に大きく、多くの出入り口があった。そのうちのひとつ豊臣秀吉にちなんだ名前だと思われる太閤通口を探す。すこし遅れそう、というメッセージがスマートフォンの通知画面に出ている。こちらも、と短…

続きを読む

18676443_1273830572729996_154103197_o「もやもやの午」 其の二『名古屋の女(ひと)』1

2017.02.18

 名古屋という街には人生において馴染みがない。東京の郊外で生まれ育った僕に関西や九州の親戚友人はいたが、名古屋にはなぜか一人もいない。子どもの頃、母の実家のある大阪に向かう新幹線で途中停車した名古屋駅にて車窓から見える「…

続きを読む

↑ページトップへ